肌の違いは男女の遺伝子のせい?!女性のようなきめが細かく、潤いのある肌。
男性はそんな肌には慣れないのでしょうか。実は男女の肌は遺伝子ではないのです。
ここでは何故男女の肌が違うのかを大調査!
美容がとりだたされる昨今、男性も女性のように「美」を求める方も少なくありません。
すでに実行している方、まだ周りを気にして踏み出せない方もいると思いますが、
実際女性は男性に肌が綺麗な男性、肌を綺麗にするためにスキンケアなどする男性はどう思うのでしょうか。
実際に女性の意見を集めてみました。
どうしても男性の綺麗な肌は?という質問なので、肯定的な意見ばかりが出てきてしまいました(汗)
あるメーカーのアンケートで「男性が自分より肌が綺麗だとどう思いますか?」というアンケートを行ったところ、
約7割以上の人が良いと答えていました。否定派も嫉妬などから嫌だという意見もあり、
単純に肌が綺麗な人が嫌というのはごく少数でした。
結果として聞き方が微妙な点もありますが、
肌の綺麗な男性は良い印象を半数以上の女性が思っています。
気になるのは男性がスキンケアをしているとどう思うかというところですが、
結果、肌が良いと思われているという事はその為のスキンケアも必然的に必要になります。
一般的には男性より女性の肌の方がきめこまかい、ツヤがある、綺麗という世間のイメージですが、
なぜそうなのでしょうか。実際はどうなのでしょうか。次はこちらを調査してみました。
男性の肌は女性に比べると皮脂(アブラ)の量が女性に比べ2〜3倍、
水分蒸発量も女性に比べ2倍となっており、肌の水分量が1/2となっています。
男性は習慣として女性よりも保水などの肌ケアを行っている方が極端に少なく、
その結果、男性の肌の方が女性の肌よりも肌の水分の蒸発の量が約2倍と非常に高い実験結果が出ています。
水分が2倍蒸発してしまう為、肌の中の水分も女性の肌に比べ1/2と半分しかありません。
つまり女性よりも男性の方が圧倒的に乾燥肌となっています。
喉などと同じで肌も乾燥してしまうと、免疫機能、防御機能が低下してしまい、
軽い刺激にも敏感になってしまい、少しの刺激でもかゆみや痛みが出る乾燥肌になってしまいます。
乾燥肌だけでもつらいですが、水分量が減ると肌はこれ以上水分を減らさないようにしようと、
肌に油の幕として皮脂をはるようになります。これが男性の方が油っぽい、べたつく原因になります。
その他、肌の油(皮脂)が増えると、まずは油が多くなることでニキビが出来やすくなります。
また油により不衛生になる為、体臭などのにおいにも影響する事にもつながります。
上の図は男女別、年齢別の油(皮脂)の量の違いです。
季節などにもよりますが、一般的には油(皮脂)の量は思春期から急激に増え始め、
20代に入ったあたりから徐々に減っていきます。
ニキビなどが学生に多い原因が納得出来ます。
またそれ以上に男女差がこんなにも大きいのは想像以上でした(笑)
まずはおさらいも含めて男性の肌と女性の肌の特徴が以下になります。
まとめてみると男性の肌は皮膚の皮は厚く、さらにアブラ(皮脂)で覆われている為、
女性に比べ外部は強いが、逆に水分保有量は少ない為内部は弱いという事がわかります。
ではなぜ男女の肌の違いが生まれるのでしょうか。
ある化粧品メーカーが男性の肌と日ごろの肌ケアをの関係を調査したところ、男性でも日ごろから肌ケアしている男性は何もしていない男性よりも、
皮脂(アブラ)の量が少なく、肌の保水量が多いという結果が出ました。
つまり日ごろの肌ケアをしっかり行う事で男性でも女性のような肌に近づいた結果になります。
この結果から男性女性の肌の違いは日ごろの肌ケアの影響もあるという事がわかりました。
上記で男性の日ごろの肌ケアと男女の肌の違いを書きましたが、なぜ男性は日ごろの肌ケアをしている人が少ないのでしょうか。
これは少なからず男性の方がもともとアブラ(皮脂)の量が多く、そのアブラ(皮脂)があるせいで、
男性はべたつくのを嫌い、結果保湿などのスキンケアが怠られる事が多くなったという推測があります。
実際に調査したところ、日ごろスキンケアや肌ケアを行っている男性は全体の2割程だそうです。
そういった習慣が男女の肌をより一層広げてしまっているのです。
ここまで男性の肌の弱さをつついてしまっていましたが、女性も女性で肌のことで悩みもあります。
前に男性の肌の方が女性の肌に比べ、外は強く、中は弱いと書きましたが、
逆に女性目線で言うと、男性の肌に比べて、中は強いものの、外が弱いという事になります。
つまり外側が弱いという事は見た目の方では女性の方がダメージを受けている場合が多いという事になります。
現に同じ乾燥肌でも男性は皮脂でまだ若干まもられますが、女性は皮脂が少ない分、その症状は如実に現れます。
また日々化粧をしている女性は少なからず肌にダメージを与えており、化粧水などの成分の中には、
しわやたるみを促進してしまう成分も含まれているとも言われています。
あまり化粧をいないという女性もたまにいますが、見てみると、普段化粧しない女性の方が肌にはツヤやハリがあるのはそのせいかもしれません。
何よりも男性に肌に比べ、皮膚の皮が薄いので、肌に様々な肌トラブルを起こす、肌の天敵「紫外線」に弱いというのが非常に大きいです。
肌についてしらべると必ず出てくるのが紫外線です。
紫外線は長期的にも短期的にも肌に害をもたらします。
その効果は老化と共に肌にも如実に現れるようです。
また紫外線が原因での老化は「光老化」と言います。
男性化粧品メーカーの調査結果があったので、代表的なものを一部紹介いたします。
下は生活上で紫外線が当たりやすい所と当たりにくい所を比べたもの、
でそれぞれ老化した場合を比べたものです。
名前 | 自然老化 | 光老化 |
---|---|---|
肌の状態 | なめらかだが、弾力性がある | ごわつきがあり、しみやしわがある |
皮膚 | 薄くなっていく | 最初は厚いが、徐々に薄くなっていく |
角質 | 正常な暑さ | 暑さにはバラつきがある |
コラーゲン | 繊維束にわずかに変化あり | 繊維束の太さに変化があり 壊れた形跡、修復された形跡がある。 |
何気なく浴びている紫外線ですが、肌の皮膚などの外側だけでは無く、肌の内部のコラーゲンや角質にも悪影響を与えます。